織物・染色

整理

SEIRI

注染や捺染で染め上げられた生地を、検品・包装し、商品として発送できるところまでの工程を「整理」といいます。

反物の生地の端と端をミシンでつなぎ「たいこ」と呼ばれる大きな巻物にします。手拭いもゆかたも最初はこの作業です。

ゆかたはこの後、風合いをだすために糊づけし、乾燥させ、ヤール取りを行います。一反または一疋(二反)の巻物として仕上げます。

ここでは、手拭いの整理をご紹介します。

整理の工程

PROCESS
整理1

1,端をつなぐ

決められた生地の反端と反端をミシンでつなぎます。短いもので六反、通常は五十反前後の長い生地につなぎ合わせる作業です。

整理2

2,巻き取る

ミシン縫いされた長い生地を巻き取って「たいこ」と呼ぶ生地の巻物をつくり、仕上げ作業に備えます。

整理3

3,長さを合わせる

二人一組で手拭いの柄に合わせて折り返し畳んでいきます。柄の両端をぴったり合わせるには長年の経験が必要です。

整理4

4,切り取る

手拭いの柄は裁断機を使えない場合が多いため、折り畳んだ端をハサミで切り、一枚一枚切り離していきます。

整理5

5,しわを伸ばす

手拭いとして切り取った生地のしわをロールで伸ばします。

整理6

6,包装

検品・包装して商品に仕上げます。